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皮脂はほとんど保湿力を持たないということが分かっています。
参照：朝の洗顔で、肌が乾燥 | 皮脂は肌にダメージを与える 2014年10月23日木曜日
美容クリームは皮脂膜の代替品として開発されていますが、皮脂膜に保湿力がない以上、美容クリームも肌に潤いをもたらし守ることはできません。
つまり、「洗顔後、クリームでフタ」という理論は間違っているのです。
さらに、クリームが肌にあたえるダメージは化粧品の比ではありません。
クリームは水も油も溶かす強力な界面活性剤そのものです。
だから角層のバリアを破壊してしまうのです。
角層は二重構造になっています。
細胞間脂質と角質細胞膜が重なり合ってできています。
クリームはこれらを溶かして、角層バリアを溶かすのです。
バリアが失われると、水分が蒸発してしまいます。
結果的に肌は酷く乾燥するのです。
皮膚科で処方される薬用クリームは、薬をクリームに混ぜたものです。
クリームはバリアを壊して薬効成分を肌の内部に届けることができるからです。
バリアを壊すマイナス面より、薬を効かせるプラスの方が大きい時にのみ処方されます。
これは医師の判断によります。
それなのに、特にトラブルのない肌に毎日クリームを塗ってしまうと、肌バリアが破壊し尽くされてしまうのです。
わたしはクリームをやめたらニキビが減りました。
これからも塗らないようにしようと思います。
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