2016年3月2日水曜日

「皮脂を洗い流し、クリームで潤いを足す」という論理は、完全に間違っている件



なぜ完全に顔の皮脂を落とさなければならないのか?
今まで信じてきた理由はこうです。

皮脂は時間が経つと酸化して、肌に有害な過酸化脂質に変わります。
そのため、きっちりと洗い流さなければなりません。
皮脂を落とした後は、その代用品となるクリームやオイルをつけて、保湿することが大切です。

「皮脂の代用品となる」というだけあって、メーカーが作るクリームやオイルは、皮脂と同じような保湿効果を持っています。
けれど、ここで重要な点がひとつあります。
皮脂の保湿効果は、皮膚の保湿機能を100パーセントとしたら、その1パーセントにも満たないことが、すでに判明しているのです。
つまり、クリームやオイルをつけて保湿することは不可能なのです。

クリームは皮脂をマネしてつくられました。
だから、クリームには皮脂と同じで、肌を保湿する力はほとんどありません。
それどころか、肌にダメージを与えてしまうのです。
クリームの界面活性剤は肌の構造を壊してしまうのです。

クリームは油と水を混ぜてつくりますよね。
本来なら水と油は混じりません。
でも、界面活性剤を加えれば混ざり合うことができるのです。
水と油のバリアを壊して、融合できるようにします。
こうしてクリームが出来上がります。

一方肌の角層は、「水、油、水…」というように、交互に何層にも重なり合っています。
これが肌のバリア機能です。
角層はこれによって皮膚の水分の蒸発を防ぎ、外界からの刺激から守っているのです。

しかし、クリームは界面活性剤が含まれているので、水、油、水の構造を簡単に壊してしまいます。
こうして肌はバリアを失い、乾燥していくのです。

冒頭に述べたように、皮脂は洗い流したほうがいいです。
でも、ぬるま水で洗うだけで、問題ありません。
そして、皮脂を取っただけで潤いは失われないので、その上から有害な基礎化粧品を塗り重ねる必要は全くないのです。


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