人は、肌が水に濡れることを極端に嫌う生物です。
これは、水が肌に触れると保湿バリアを壊すということを知っているからです。
お風呂上がりに、体に水分が残っているとイヤだなと思うし、植物の水やりの際に間違って手についてしまうと「うわー濡れちゃったよ」とイヤな気分になります。
4歳の長男でさえ、お風呂上がりに髪が濡れたままでいるのをいやがり「髪ぶおーしてー(ドライヤーして)」と訴えてきます。
実は水は、肌の上で蒸発する(乾く)ときに角層を壊してしまうのです。
角層は、皮膚の表面を亜ラップのように包んで守る保湿膜。
水にぬれたあと乾いた紙がシワシワになるように、肌に水分をつけると保湿膜が壊され変形し、でこぼこになってしまうのです。
それらの隙間から肌内部の水分がどんどん蒸発してしまい、乾燥してしまうのです。
だから顔を洗ったらすぐに優しく水分を拭き取らなければいけません、
そういうことを踏まえてみても、90%以上はただの水である化粧水は危険なものなのです。
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